一般社団法人 日本音楽技術協会
設立趣意書
キャッチコピー
「音楽の感動があなたを変え、世界を変える。そして、あなたと世界は幸せになる。」
「あなたは、音楽が好きですか?」
と言う問いかけにNOと答える人はいないでしょう。もしNOと答える人がいてもほんの極々一部の人だけなのでは無いでしょうか。
世の中のほぼ全員がご自分の好きな音楽を聴いており、これをお読みになっているあなたもお気に入りのジャンル、お気に入りのアーティストの音楽を様々なシーンで何らかの再生装置で聴いているはずです。
例えば朝起きた時、昼の仕事の合間、夜の入浴時に聴くなど、音楽は私達の生活に深く入り込んでいます。もしかしたら音楽は電気や水道の様に「心のインフラ」と言えるかも知れません。
また、音楽が好きのあなたは何らかの形で演奏をしていませんか?きっと、唄を歌う、ピアノなどの鍵盤やギターなどの弦楽器などの楽器を演奏するなど、ご自分のお好きなスタイルで演奏を楽しんでおられると思います。
音楽を演奏する人の中にはアマチュアであるのにもかかわらず、驚くような演奏技術をお持ちの方がおられます。例えば、有名ギタリストのギターソロをそっくりそのまま弾ける人、ドラムのテクニックがずば抜けて高い人、誰もがうっとりするようなピアノの名曲を弾ける人など世の中に沢山存在しています。
私は、そんな素晴らしい技術をその人だけの技術として閉まっておくのはもったいない、こんな素晴らしい音楽の技量を持ちながらも世に出ていない演奏家たちをもっと世の中に知ってもらいたい、そして演奏家の人たちはその技術を広めてもらいたいと考えるようになりました。
では、何故広まってゆかないのでしょうか?
その理由の一つに、ご本人がその素晴らしさに気付いていないことがあります。また、演奏は出来るけど自信が無いのかも知れません。もし、誰かがその演奏技術を認めてあげたら、本人の自信に繋がり活動の幅が広がるのでは無いでしょうか。
また、ご自身でその演奏技術の凄さに気付いていてもそれをどこでアピールして良いのか分からないケースもあるでしょう。ライブ演奏を重ねても実は音楽仲間の内輪の中だけで、一部の人にしか知られていないケースがほとんどです。
また、音楽大学を卒業してプロとして活躍されている音楽家の方々も、もっとご自分の音楽活動の幅を広めてみたいと感じていると思います。音楽的技術は音大卒の演奏家やプロに勝るものはありません。
しかし、意外にもプロの音楽家の方々も音楽だけを生業に出来ているケースは少ないのでは無いでしょうか。そのためにも、この協会をその技術を伝授したり発表の場としてみませんか。
発起人の私は元々引っ込み思案で大人しい性格の子供だったのです。外に友達と遊びにゆくよりも家でステレオを聴く方が楽しく、言わばレコードが大切な友達でした。
また、意外に思われるかも知れませんが、私は学生の頃に軽い引きこもりを経験したことがあります。外界との交流を避けて家の中でひたすらテレビを見て過ごしていた時期が数ヶ月続きました。安全ではあるけど虚しく充実感のない日々・・。
そんな時期に、街のレコード屋さんでジャケットが気に入って買った、小澤征爾指揮によるラヴェルの管弦楽組曲のアナログレコードが私の人生を変えました。その気高くエネルギッシュな演奏は私のDNAの振動を揺り動かしました。一つの音楽体験がきっかけにより私は再び外の世界へ向けて歩き出すことが出来たのです。
さらに、私は一度も音楽教室や演奏の指導を受けたことはことがありませんし、ましてや音楽大学を卒業した訳ではありません。音楽に関する知識や技術は、ほぼ全部本やテキストなどの独学で習得しました。
そんな私がクラシカルヒーリング音楽を作りアメリカのWebチャートで上位にランクインしたり、大学教授と組んで音楽療法CDブックを出版するまでに至ったのです。かつて大人しく引っ込み思案だった幼少期の私を知っている人にとっては考えられないことでしょう。
では、なぜそのような事が実現出来たのでしょうか?
それは「音楽が好きだった」と言うシンプルなモチベーションに過ぎません。音楽は聴くだけで気分が高揚したり恍惚を感じたりリズムを感じて体を動かしたくなったりと不思議なパワーがあります。きっとダイレクトにDNAへ働きかけるのでしょう。
好きだから次のレコードを聴きたくなる。楽器に興味を示す。楽器を演奏したくなり、出来るようになる。人前で発表したくなる。他人の作った曲ではなく自分のオリジナル音楽を作りたくなる。
つまり、それは出来なかったことが出来るようになった歴史でもあるのです。今振り返ればその一つ一つが自分の糧となり自信に繋がっていったのでしょう。音楽は、私が思春期において成長するために大きな役割を果たしてくれたのです。音楽は出来なかったことが出来るようになるためのメルクマール(指標)に最適なことの一つです。
そんな音楽の教育を受けていない様な私に対して大学時代に付いたニックネームが「名人」でした。そこに至るまでキーボード、ベースギター、ドラム、作曲、編曲、録音までこなしていましたから、バンドのメンバーからも一目をおかれる存在になっていたのです。
現在も、テクノミュージックのバンドのリーダーを務めている他、女性タレントボーカルグループへ参加して演奏とプロデュースをしています。
このように、引っ込み思案の子供で音楽教室に一度も通ったことが無く音楽大学を卒業した訳ではない人間が、堂々と音楽の世界で活躍をしているのです。
そこで、私は音楽の不思議な力によって体験したことを世の中の人に同じように体験してもらうこと出来ればきっと良い社会になると考えました。
音楽好きのあなたがこの協会に集えばもっと自信を深めて活躍出来る可能性があります。
音楽とは言わば様々な技術の結集です。声の出し方、指の動かし方、リズムの感じ方、楽器の演奏法、機材の操作法、ステージング上で観客とのコミュニケーション能力などの技術が必要です。更に楽典、コード理論、読譜などの知識も技術を養う上でとても大切です。
出来なかった事が出来るようになるほど人間は成長する事はありません。そして、その一つ一つの技術を出来るようになることがその人の成長に深く関わるのです。
日本音楽技術協会では、音楽マイスター(名人)の養成をします。音楽マイスター(名人)とは音楽に関する様々な技術を習得してその道の名人になってもらい、協会はそれを認定します。プロとアマチュアは問いません。あたな自身が出来なかったことが出来るようになったらお知らせ下さい。協会はそれを認定します。
音楽に関することなら何でも構いません。歌や演奏はもとより、ステージング作法、PAアンプの操作法、観客とのコミュニケーション力などでも構いません。あなたが好きな音楽分野において、その技術を磨いて下さい。出来なかったことが出来るようになることがあなたにとって重要なのです。
更に日本音楽技術協会では、あたなの演奏技術のお披露目会としての音楽イベントも開催します。
あなたの音楽技術は現代の社会問題を解決する可能性もあります。
<引きこもり>
引きこもりやキレる子供などは情操教育の体験が乏しく、心の栄養が足りず十分に育つこと無く大きくなってしまったことが大きな理由の一つかも知れません。音楽を演奏することで子供の情操教育を促し、積極的に表舞台へ出たがる様な子供を育てます。
<うつ>
また、働き盛りの大人もストレス社会で疲弊して、心のはけ口を求めています。各業界にて資本主義の過当競争の中で、うつなど精神的に病む人が後を絶ちません。
<認知症>
更に高齢化社会を迎えて数百万人規模の認知症の患者とその予備軍を控えています。それは、音楽や芸術などで右脳を使う機会が減っていることと、指先を使う機会が少なく脳が活性化されていない事も理由の一つでしょう。
そんな問題を解決するキッカケがあなたの音楽技術だったら素晴らしいことだと思いませんか?子どもたちや大人たちにあなたの得意とする歌や演奏を聴かせて癒やして元気を与えて、その技術を伝授してあげて下さい。きっと良いコミュニケーションとなって喜ばれることと思います。数十年後は健康寿命が伸びているかも知れません。
10年後20年後の未来にここで学び習得した音楽マイスターが各界で活躍出来たら良いですね。一緒に楽しく成長できる音楽コミュニティを作ってゆきましょう。
〈事業モデル〉
一般社団法人 日本音楽技術協会は会員制となっています。
リスナー会員
協会のプレイヤー会員の演奏を聴くメンバー。プレイヤー会員の演奏に「いいね!」の投票が出来る。
プレイヤー会員
リスナー会員とプレイヤー会員が投票する「いいね!」が一定の基準をクリア出来れば、協会内で「音楽マイスター(名人)」の認定を受けることが出来る。
「音楽感動検定」
協会名 一般社団法人 日本音楽技術協会
所在地 横浜市緑区三保町2673-127
設立年月日 2018年10月1日
発起人 髙橋陽知
代表理事 有坂尚純
理事 野島崇
※一般社団法人とは、ある目的をもって「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づき設立された非営利法人のこと。事業の内容について制限がなく、法務局への登記だけで設立できる。
また、法人の名称に「一般社団法人」という文字を使い、公益事業も収益事業も行なうことも可能。同業者同士で業界団体をつくり、調査・研究や基準の制定、社会への提言など、その業界のための活動をする団体として利用されることも多い。